充実した最後

末期がん患者を看取った神代尚芳(こうじしろなおよし)医師が、残した言葉があります。

死ぬことはこの世から消えてしまうことだと考えると耐えられないほど恐ろしい。でも、死は人生を完成させるものであると思えば怖くなくなる。つまり充実した最期をもって人生を完成させるということです。

と、言う文面をニュースで目にしました。なるほど、最期はいかに充実できたか。
充実した時間を過ごせるように感じるのは自分の置かれた状況をしっかり把握できた人なんだろうと。
自分が明日も生きていると思って疑いもせず、毎日を過ごしている方がほとんどだと思う。だけど、毎朝、新聞に目を通すと…交通事故、登山、事件に巻き込まれ亡くっている方が載っている。亡くなった方は決して自分が死ぬなんて思ってないはず。突然奪われる命は決して自分に今日来るとは思わず過ごしている。
病気で命の期限を知らされ、辛い毎日がもしかすると自分次第で充実へと変わる。
それもまた、自分自身の考え方、思い方で全てが良くも悪くもなる。
結局の所、自分がどう生きてきたか、過ごしてきたか、でこの先の時間が決まるのだなって思いました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>