『東日本大震災』

2012年6月10日の中日新聞の記事で、「恋文大賞」で、宮城県気仙沼市の女性63歳の紹介がされてました。

内容は、ご主人が3月11日の大震災によりずっと行方不明となり、『ただひたすらあなたのお帰り待っています』と言うもの…。

この6月5日にご主人の遺体発見の知らせを受け、大震災から1年3ヶ月ぶりの再会でした。
しかも、ご長男夫婦のお店の開店3日後に控えた…知らせ。

この時期、全身遺体として見つかることは珍しい事だと書いてありました。きっとご主人はきれいな姿で、残された奥様そしてご長男夫婦の心機一転の門出をお祝いしたくてこのような形で見つかったのかな…と、勝手に解釈しています。

以前はあんなに取り扱っていた大震災の被害、そして復興のニュースが段々と映像として見る機会がなくなり、賑やかな芸能ニュースが目につきます。

確かに、暗い話題や悲しい事故ばかりのニュースは気持ちがふさぎますが、今も行方不明の方や、被災者として避難生活をされてる方、不自由な日々を過ごされている沢山の方を忘れてはいけないし、また沢山の大事な命が亡くなった事実を記憶しておかないと、沢山の失われた命が意味のない事にしてしまってはいけないと思います。

失われた大切な命は、私達東海地区に住む者にとって避けては通れない大きな地震を迎える事に対する意味に繋がるのではないかと思います。

東海地区でなくても、大きな地震により津波が来る予想地域の方も地震や津波に対しての災害意識を持って日々の生活をして行ければと思います。私達の子供、孫にこの東日本大震災の教訓を伝えずにいる事は、『死になさい』に等しいかと。

そんな悲惨な『死』を迎えさせない為にも、防災を伝えて行くのが私達大人の役目かと思います。

群馬大学大学院教授の片田先生は釜石市の子供達に必ずやいつか来る地震、津波の防災教育に携わり、沢山の子供達の命が片田教授の防災教育で救われた事は有名な話しです。

私も片田教授の防災教育のDVDを観て感銘を受けました。

それは、防災意識の高さにより大切な命は守られるって事。

阪神大震災にしろ、東日本大震災にしろ、必ず自分自身気付く事があったのではないかと思います。

それは『生きて感じる事』であり、生きてこそ自分達の後に繋げる大切な命が沢山あることを心に刻み、防災意識を持ちながら健やかな人生を送りたいと思います。

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